Cocco Live Tour 2019 “Star Shank” @大阪・オリックス劇場に行ってきました!!【後編】

ども。ソラノカナタです。

前回お送りした、孤高の女性シンガー・Coccoの3年ぶりのライヴツアー、
『Cocco Live Tour 2019 “Star Shank”』ライヴレポートの後編です!

12月6日(金)の宮城に始まり、
愛知、東京、大阪、広島と巡って、
12月26日(木)の福岡にて幕を閉じたCocco劇場。

この6本立てライヴの4本目、オリックス劇場でのセットリストについて語っちゃいます♪

それでは、どーぞっ☆


くちづけ

大好きな曲だけど、この曲でスタートとは、ちょっと意外だったかな。

前編にも書いたけど、『スターシャンク』はどちらかというと、地味でおとなしめな印象。
そのなかでもこの曲は、盛り上がりがサビしかない。

イントロから、Aメロ、Bメロのラップ。。抑えて抑えて。。。
そして、サビで一気に爆発!

おぉ、Coccoだーーー!!!

しょっぱなから、この迫力。
サビだけで、ここまで盛り上げるか〜。

花で編んだような冠をかぶって、薄手の白いドレスをひらひらと靡かせて歌い踊るCocco。
いつもながら、ほんとに美しい。。

特に右の二の腕が程よく引き締まってて、綺麗だと思った。
顔も、ちょっとふっくらしていて。
あっちゃんが元気そうで、よかった。

花爛

『スターシャンク』のオープニング曲。

この曲は、リズムが面白い。
そして、Bメロでいろんなメロディが絡み合って、いろいろ遊べる曲でもある。
Coccoとしてはやっぱり地味めだけど、なかなか聴きどころのあるナンバー。

ライヴバージョンでは、オリジナルにないメロディーをいっぱい歌ってくれた。
なるほど、こうして華やかさを演出するのか。
終始落ち着いた雰囲気のアルバムバージョンも良いけど、これもまた良し。

強く儚い者たち

3曲目で、早くも『つよはか』!
幻想的なイメージのこの曲で、世界が一変するなぁ。

2枚目のシングルとしてリリースされてヒットした曲。
日本航空のキャンペーンCMソングとしてオンエアされ、36万枚の大ヒットを記録した。

言わずと知れた、あっちゃんの代表曲である。
だけどこの曲は、あっちゃん自身が作曲したものではないんだよねぇ。
しかし、Coccoの名を世に知らしめた、やっぱり名曲であることは間違いない。

MC、そのいち。

「こんばんはございます、Coccoです。」
あっちゃんの、いつもの挨拶だ。

「あっちゃーん!」
「何てー?」
「あっちゃんかわいいー!」
「うるさい。」

ファンとのやりとりも、いつもどおり。
「おしゃべりだな、大阪な。」とあっちゃん。

そして、あっちゃんから、こんな質問が飛び出す。
「あのさ、聞きたいんだけどよ、DVDって要るの?」

もちろん、会場からは「要るー!」の声が。
それに対して、絶対要らないと思ってたらしい、あっちゃん。

「WOWOWとか見るば?」
「見たのに、また見る? ほんとに?」

会場からは「見るー!」の声。

そして、WOWOWのカメラ撮影が入ることになった経緯やエピソードを語ってくれた。
「WOWOWの人がさー、クリスピー・クリーム・ドーナツ5箱も持ってきて。」
「5個も食べてしまったー!」

大阪は、この日も爆笑と拍手の渦に包まれました☆

「要るの? ほんとに要るの?」
「じゃあ、言っときましょーね。」

と、これで無事にDVDリリースが決定したところで(笑)

「大阪、しゃべっちゃうね。」
「しゃべって終わりそうだから、次に行きまーす。」

と、次の曲へ。。

Gracy Grapes

スタンドマイクに変えて、アコーステックな英語曲。
ワンコーラス目で、一瞬、歌が止まった。。
後のMCであっちゃんが言うには、お客さんと目が合ってびっくりして止まったらしい(笑)

しかし、あっちゃんの声が、たまらなく美しい!
あっちゃんの英語曲、大好きなんだよねー。
あっちゃんの声の美しさを存分に堪能できるから、大好き!

あっちゃんのソングライティング力、ネイティブばりの発音の綺麗さがなせる技だわ。
やっぱり、これが日本語では表現できない英語の良さなのかな。
などと思うのであります。

しかも、私の大好物でもある3拍子!
あっちゃんの曲って、3拍子の名曲もまた多い。
『SATIE』とか『Light up』とか、大好きですね。

Being Young

続いて、これも『スターシャンク』収録の英語曲。
ラフな雰囲気で歌うあっちゃん。

間奏で、スタンドマイクに唇を寄せて口笛を吹く姿が、とってもキュート!

スティンガーZ

8枚目のアルバム『プランC』から、ノリノリなこの曲をチョイス。

振り付けがめちゃめちゃかわいかった。
Winkの『淋しい熱帯魚』の大魔神ダンスが見られて私は大満足!(笑)
あっちゃんは、翔子ちゃん派なのかな??

夕月

この曲も大好きな曲です。

Coccoのミディアムテンポのポップなナンバーには、ほんとに名曲が多い。
あっちゃんの美しいヴォーカルが、映えまくる。

一聴して「こんなの、あっちゃんじゃなくても、誰でも歌える普通のポップスやん。」って思うこともあるけど。
「やっぱり、あっちゃんだからこそ歌える曲なんやな。」にすぐさま変わっちゃう。
やっぱり、すごい声だよな。

歌い終わって、シンプルなメンバー紹介。
そのあと、長いギターのイントロが流れて・・・

極悪マーチ

特に圧巻だったのが、この曲。
アルバムとはガラッと変わったアレンジで、めちゃめちゃドラマティックに聴かせてくれた。

これぞCoccoの真骨頂!!といった感じだね。文句なしに!
もう、何も言えないです。はい。

そして、流れるように・・・

2.24

静かに上体を起こしながら・・・

「歪? 輩? 賄?」

ゾクゾクするほどの、美しさだった。
このシーンが、いまも目に焼き付いて離れない。

Come To Me

これって、シュガーキューブス?!
(シュガーキューブスとは、言わずと知れたアイスランドの歌姫・ビョークが在籍していたバンドです。)

。。という錯覚に陥ってしまう曲(笑)

でも、ここまでポップに仕上げてしまうとは。
さすがはあっちゃんです。

艶かしいあっちゃんのヴォーカルと、
「本日はご来場いただきまして・・・」のアナウンスが印象的なナンバー。

 

音速パンチ

2001年に活動停止してから、5年後に活動再開したCocco。
この曲は、その第一弾としてリリースされた12枚目のシングル曲。

それまでのCoccoには珍しかった、ダンサブルなアッパーチューン。
会場が、ご機嫌なダンスホールに一変する!

打ち込みリズムが主体となったデジタルなイントロ。
そこにギターが絡み合うのが、めちゃめちゃカッコよくて大好き!
Coccoでなくとも、思わず体が動いちゃいます☆

そして、アウトロのあっちゃんの色っぽい溜息。
これがまた、めちゃめちゃ好き!

カラオケでは、これがやりたくて歌っちゃいますね〜♪

有終の美

恋の終わりを歌った、前作『アダンバレエ』のリード曲。
わりと普通な感じの、ミディアムテンポのポップス。

でも、この曲は、リズムがせわしなくて好きですね(笑)。
Bメロのたたみかけるようなビートが、たまらないです。

暗黙情事

活動再開後、5年ぶりにリリースされた5枚目のアルバム『ザンサイアン』から。
3連符の、けだるくてエロティックな、なんともあっちゃんらしい名曲。

個人的にはラストのシャウトが大好き。
カラオケでやるとめっちゃ気持ちいいのよね〜♪
近くの部屋の人には大迷惑かもしれない・・・ごめんなさい(笑)

で、あそこのブレイク部分を期待してたんですけど。
なんと、「チュッ」!

やられた〜!!

願い叶えば

恋する若者を応援するような、めちゃめちゃポップでかわゆい曲。
振り付けが、またかわゆかった!
ここでも熱帯魚の大魔神ダンスが見られて嬉しい!

Raining

3枚目のシングルとしてリリースし、ヒットした曲。
なんと15歳の時に初めて作った曲だというから、やっぱりものすごいセンスやな。

樹海の糸

5枚目のシングル曲。
『強く儚い者たち』の次に売れた曲で、ライヴではもはや定番。
しかし、この曲も『つよはか』と同様、あっちゃんの作曲ではないんだよね。

そこんとこ、"アーティスト・Cocco"としてはどーなのかな?って思ったりする。
でもそこは、"シンガー・Cocco"の魅力が十二分に発揮されている曲なのだと思うのです。

ドロリーナ・ジルゼ

自身が主演を務めた初舞台『ジルゼの事情』のテーマ曲として発表された曲。
8枚目のアルバム『プランC』に収録。

あの舞台のシーンが思い浮かぶなぁ。。
『ジルゼの事情』、2回も観に行っちゃいましたよ。
ぜひとも商品化してほしいんだけどなぁ。

これも私の大好物、3連符のロックナンバー。
いわゆる、ロッカバラードってやつですかね。

すっごい好きで、カラオケでもよく歌っちゃいますね♪

MC、そのに。

Coccoの世界に、歌声に、すっかり圧倒されてしまったオリックス劇場。

みんな魂抜かれたみたいになってたのかな(笑)。
あっちゃんから、一言。

「どーした大阪、さっきまでの威勢は。」

そして、ライヴはいよいよ終盤。
「もう終わりなんだよ。楽しい時間はあっという間だな。」

「え〜!」というファンの声に、
「そういうもんやで。」と可愛い返し。

「ちょっとお話しよか、ほんなら。」
といって、聞きたかった沖縄の話をしてくれた。

沖縄から駆けつけたファンがいると聞いて、
あっちゃんの幼馴染も会場に来ていることを教えてくれた。

そして、「今年も、沖縄もいろいろあったんだけど、、」と切り出した。
「首里城の失敗について、みんなに言ってもらえるんだけど。」

そうそう、聞きたかったの、この話!
あっちゃんが、どう感じているのか。

「首里城さ、燃えるの3回目だから。」

この一言に、会場は大ウケ!
(不快に思う方いらっしゃったら、ごめんなさい。)

ちょっと意外やったわ〜。
でも、心優しいあっちゃんが、そんなにへこんでなくてよかった〜。

「全焼するの3回目なわけ。」
「消化設備とか整ってないのに印鑑押しちゃう甘さ?」
「ドリフみたいに燃えてたから。」

ノリノリのトークで、またまた会場を沸かせる、あっちゃん。

「でーじダメージよ。」
「だけどさ、こーは、人の手で作ったものは人の手で作れるって信じてるわけ。」

カッコいい!
ここで拍手が沸き起こる!

「首里城がオープンするときに、広場で創作バレエを踊ったときのことを思い出したりして。」
と、首里城の想い出を語る、あっちゃん。

「でも笑うしかない、3回めだから。」
「甘さだから、ただの。」
「全然なんでもない、こーは。」

「首里城は政治がからんでないから、テレビでもよく扱われるけど。」
「そんなことより、毎日沖縄で失われて行く風景があるってことのほうが、こーにとっては心が痛い。」

と、熱く語ってくれました。

「とにかく、首里城のことは笑って。」
「沖縄は大丈夫です、ありがとう。」

笑いと拍手の渦!!

そして、最後の挨拶。
楽しい時間も、いよいよ終わりかぁ。。

「今日もありがとう!」

フリンジ

『スターシャンク』のラストを飾る曲。

歌詞もメロディもアレンジも、すべてが美しい。
これまでのCocco路線を継承するような、やっぱり名曲ですね。

「大人になって いつの間にか こんなザマで」・・・って。
ずっとCoccoの歌を聴き続けて大人になったファンにとっても、めっちゃ沁みるわ。。

海に咲くばらのお話

そして、ライヴのラストを飾るのは、やっぱりこの曲。
『スターシャンク』のリード曲。

曲が始まると同時に、ステージ後方から、海に咲くばら模様の緞帳が降りてきた。

そういえばこの日、あっちゃんのアパレルブランド“Composition-a”のワンピースを着てるファンの方をちらほら見かけた。

いいなぁ〜。
私もワンピースが好きなので欲しいな〜と思うけど、、お高過ぎるぅ〜。
お洋服にあんなお金は、私はよう出せませんわ。。

さておき、この曲。
アレンジもPVも、めっちゃビョークっぽいわぁ〜と思ったんですけど。

特に、PVですよ。

薔薇に包まれたCoccoとか、妙なレオタードを身にまとって踊るCoccoとか。
即座に、ツッコミ入れましたよ。

ビョークやん!(笑)

まとめ

いかがでしたでしょうか?

Coccoファン歴22年、アマチュアヴォーカリスト歴25年のソラノカナタが
独自の視点・観点からお送りいたしました。

少しでも何か吸収したくて、あっちゃんのブレスとかリズムの取りかたとか、そういった細かいところまで観察しようとしてたのですが。
だんだんとそんなこと忘れて、やっぱりCoccoの世界にしっかり引き込まれていた私なのでした。

そして、こんなにも多くの人たちが、「あっちゃんの歌を聴きたい」という想いで、こうして集まってる。
やっぱり、すごいな。と思うと同時に、
うらやましい! と思わずにはいられないですね。

あっちゃんがどんなに「歌をやめたい」って思ってるとしても。
結局、どうせ歌に戻ってくるんだから。
「やめたい」なんて、もう思わないでほしいな。

 
さてさて、この『Cocco Live Tour 2019 “Star Shank”』。
12月13日に東京公演(東京国際フォーラム ホールA)の模様が、2020年2月にWOWOWで独占放送されます!

放送は、
2/16(日)よる8:00〜
ですよ!

これを機に、WOWOWに加入するもよし。
DVD(Blu-ray?)のリリースを心待ちにするもよし。

詳しくは、WOWOWの番組特別サイトをチェックだ!

https://www.wowow.co.jp/cocco/

 
以上、今週もソラノカナタが勝手にお送りしました☆